TANAKA Gewehr 33/40 air
久々にGunレビューでも…
多分うちのチームの誰も買わないであろう、参考になるのかどうかもわからないチョイスでお送りします。
タナカ Gewehr 33/40です。ガスではなく新型のエアコッキングの方ですね。
kar98kをよりショートにしたモデルで全長kar98k 1103mmに対して1000mmと10cm短縮、アサルトライフルサイズになっています。
サバゲで使う=ジャングル戦になるわけで、このサイズじゃ無いとストレスになります…
ガスだったら買わなかったですが、エアコッキング版が出た、しかも性能も良いらしいと噂を聞いて買っちゃいました。
今までマルイのVSRは何本か買ってはチューンして一通りいじってきましたが、クラシックライフルの方が好みだったので、次第に飽きては手放してと繰り返して来ました。
VSRは値段の割に良く出来てはいましたが、詰めが甘いというか…バレルの芯出しを始め、いろいろ手を加えないと真っ直ぐ飛ばないという手間のかかるライフルでした。
ではではレビューへ…
まだ撃ち込み数は少ないですが、現時点でのインプレです。
●初速 マルイ 0.2g 88-86m/s ホップ最小
90を超えることはありませんでした。
ホップをかけると徐々に低下します。流速チューンのような仕様では無いようです。
●ホップ、弾道
マルイVSRを超える直進性で正直びっくり。
飛距離までは測定不可ですが、初速の割にマルイ電動と同等かわずかに上回る伸びを感じました。
VSRはバレルの芯が出てないためか大抵右か左か、カーブ弾が必ずと言っていいほどのお約束でしたが、タナカkar98は微塵も感じさせません。ホップの構造は未分解なのでチェックできず…
調整はリアサイトを持ち上げ、その下の調整レバーを動かして調整します。芋ネジタイプでは無いのでやりやすいですね。ここはkar98kと同じ仕様のようです。
調整量は0.25適正ホップで少し調整の余地を残すレベルで、適用弾は0.25、ギリギリ0.28という感じかと思います。0.25、弾すじ伸びますよ。これなら初速上げずとも問題なさそうです。
●命中精度、サイト精度
精度は優秀で8mワンホール可です。が、オープンサイトは要調整でした。
フロントサイトは左右ネジで調整可ですが、基部の溶接角度が若干斜めに取り付けされており、ここは個体差がありそうです。
私は大分左に動かしてどんぴしゃでした。
リアサイトはさらに曲者で、いかんせん左右にぐらつき、コックの度に微妙に照準がズレます。
ここをガッチリ固定しないと精度は出ないので、電動メカボ用シムの厚み多分0.3くらい?をC型にカットして、基部のフリップ軸の左右どちらかに圧入することでガタ0になります。
左右どちらに入れるかは、自分の銃のサイトのズレを見てよく考えて決めましょう。
間違った側に入れるとサイトのズレがより深刻になります。
固定できてからはワンホールショットが可能になりました。
おそらくkar98kも揺れてそうなので、レビュー動画等で着弾がバラついているケースではここが原因かもしれません…
●外観
正直、再現度はわかりませんが、仕上げはとても綺麗かつ各パーツも一切ガタ付きありません。
見えるところは総金属で仕上げも綺麗、倍近い値段設定のKTWでさえ樹脂パーツを入れていることを考えると相当頑張っていると思います。
木ストックの色は割と濃いめで暗い仕上げです。
焦げ濃赤茶くらいの色で深みがあって個人的にはとても好みですね。
ここも再仕上げの要無し、明るかったら染めようと思っていたのでとっても助かります。
全長はフルサイズのアサルトライフルくらいで取り回し楽ちんです。
やはり森林で使うことを考えるとこの長さがベストですね。
ショートフロントの外観もバランス良好です。フルサイズの98kにしなくて良かった(^◇^;)
●作動
ボルトハンドルはコック時にはクリックの無いタイプで、カッキンコッキンが聞きたい方には少し寂しいかもしれませんが、他の仕上げが良すぎて特段文句も出ません。
ボルトの引きは短く抵抗なく軽いと三拍子揃ってます。シア落ちはちょっとヌメリを感じますが、重くはなく、的に当てられるトリガーです。
マガジンも着脱給弾問題なしですね。ゲーム中に外れることはないでしょう。
マガジン式というのもゲーム用と考えるとKTWよりこちらに軍配があがります。
◆総評
今までタナカ製の銃はエアガンというよりモデルガンで、お高い割にはゲームで使えないという印象で、実際悲しいながらその通りだったのですが、この銃に関してはそれを覆す性能と外観仕上げの良さを両立した傑作だと思います。
まだ使い込んでいない内から傑作というのもアレですが、そう言いたくなる第一印象でした。
普段30点しか取れないけど70点取った!すごい!!という凄さではなく、純粋にボルトアクション銃の土俵で見て90点以上出ても良さそうな出来だと思います。
高級ボルトアクションで競合するのはKTWか海外フルメタルガスライフル勢ですが、実射性能でVSRを越えた時点でタナカ製新型エアライフルが値段的にも主力に躍り出る日も近いでしょう。
あとはアフターサービスがちょっと不安…使い込んで消耗したらどうしよう??というのはありますね( ̄▽ ̄;)
多分うちのチームの誰も買わないであろう、参考になるのかどうかもわからないチョイスでお送りします。
タナカ Gewehr 33/40です。ガスではなく新型のエアコッキングの方ですね。
kar98kをよりショートにしたモデルで全長kar98k 1103mmに対して1000mmと10cm短縮、アサルトライフルサイズになっています。
サバゲで使う=ジャングル戦になるわけで、このサイズじゃ無いとストレスになります…
ガスだったら買わなかったですが、エアコッキング版が出た、しかも性能も良いらしいと噂を聞いて買っちゃいました。
今までマルイのVSRは何本か買ってはチューンして一通りいじってきましたが、クラシックライフルの方が好みだったので、次第に飽きては手放してと繰り返して来ました。
VSRは値段の割に良く出来てはいましたが、詰めが甘いというか…バレルの芯出しを始め、いろいろ手を加えないと真っ直ぐ飛ばないという手間のかかるライフルでした。
ではではレビューへ…
まだ撃ち込み数は少ないですが、現時点でのインプレです。
●初速 マルイ 0.2g 88-86m/s ホップ最小
90を超えることはありませんでした。
ホップをかけると徐々に低下します。流速チューンのような仕様では無いようです。
●ホップ、弾道
マルイVSRを超える直進性で正直びっくり。
飛距離までは測定不可ですが、初速の割にマルイ電動と同等かわずかに上回る伸びを感じました。
VSRはバレルの芯が出てないためか大抵右か左か、カーブ弾が必ずと言っていいほどのお約束でしたが、タナカkar98は微塵も感じさせません。ホップの構造は未分解なのでチェックできず…
調整はリアサイトを持ち上げ、その下の調整レバーを動かして調整します。芋ネジタイプでは無いのでやりやすいですね。ここはkar98kと同じ仕様のようです。
調整量は0.25適正ホップで少し調整の余地を残すレベルで、適用弾は0.25、ギリギリ0.28という感じかと思います。0.25、弾すじ伸びますよ。これなら初速上げずとも問題なさそうです。
●命中精度、サイト精度
精度は優秀で8mワンホール可です。が、オープンサイトは要調整でした。
フロントサイトは左右ネジで調整可ですが、基部の溶接角度が若干斜めに取り付けされており、ここは個体差がありそうです。
私は大分左に動かしてどんぴしゃでした。
リアサイトはさらに曲者で、いかんせん左右にぐらつき、コックの度に微妙に照準がズレます。
ここをガッチリ固定しないと精度は出ないので、電動メカボ用シムの厚み多分0.3くらい?をC型にカットして、基部のフリップ軸の左右どちらかに圧入することでガタ0になります。
左右どちらに入れるかは、自分の銃のサイトのズレを見てよく考えて決めましょう。
間違った側に入れるとサイトのズレがより深刻になります。
固定できてからはワンホールショットが可能になりました。
おそらくkar98kも揺れてそうなので、レビュー動画等で着弾がバラついているケースではここが原因かもしれません…
●外観
正直、再現度はわかりませんが、仕上げはとても綺麗かつ各パーツも一切ガタ付きありません。
見えるところは総金属で仕上げも綺麗、倍近い値段設定のKTWでさえ樹脂パーツを入れていることを考えると相当頑張っていると思います。
木ストックの色は割と濃いめで暗い仕上げです。
焦げ濃赤茶くらいの色で深みがあって個人的にはとても好みですね。
ここも再仕上げの要無し、明るかったら染めようと思っていたのでとっても助かります。
全長はフルサイズのアサルトライフルくらいで取り回し楽ちんです。
やはり森林で使うことを考えるとこの長さがベストですね。
ショートフロントの外観もバランス良好です。フルサイズの98kにしなくて良かった(^◇^;)
●作動
ボルトハンドルはコック時にはクリックの無いタイプで、カッキンコッキンが聞きたい方には少し寂しいかもしれませんが、他の仕上げが良すぎて特段文句も出ません。
ボルトの引きは短く抵抗なく軽いと三拍子揃ってます。シア落ちはちょっとヌメリを感じますが、重くはなく、的に当てられるトリガーです。
マガジンも着脱給弾問題なしですね。ゲーム中に外れることはないでしょう。
マガジン式というのもゲーム用と考えるとKTWよりこちらに軍配があがります。
◆総評
今までタナカ製の銃はエアガンというよりモデルガンで、お高い割にはゲームで使えないという印象で、実際悲しいながらその通りだったのですが、この銃に関してはそれを覆す性能と外観仕上げの良さを両立した傑作だと思います。
まだ使い込んでいない内から傑作というのもアレですが、そう言いたくなる第一印象でした。
普段30点しか取れないけど70点取った!すごい!!という凄さではなく、純粋にボルトアクション銃の土俵で見て90点以上出ても良さそうな出来だと思います。
高級ボルトアクションで競合するのはKTWか海外フルメタルガスライフル勢ですが、実射性能でVSRを越えた時点でタナカ製新型エアライフルが値段的にも主力に躍り出る日も近いでしょう。
あとはアフターサービスがちょっと不安…使い込んで消耗したらどうしよう??というのはありますね( ̄▽ ̄;)
2016年12月25日 Posted by 鉄砲足軽有志
at 14:35
│銃や装備についてのお話